皆さんはポリゴンショックをご存知でしょうか?
ポリゴンショックはポケモンのアニメを見た視聴者の方が、体調を崩して病院へ運ばれたことを指します。
今回はこれについて詳しく解説します。
早速見ていきましょう。
【ポケモンの事件】ポリゴンショックとは?症状や死亡者、真犯人についても解説します
ポリゴンショックはアニメポケットモンスターの第38話「でんのうせんしポリゴン」で起きてしまいました。
約800人の方が病院へ運ばれ、そのうち約150人の方は入院することになってしまいました。
ポリゴンショックはいろいろなメディアで大きく取り上げられ、結果、約4か月の間、アニメの放送が中止となります。
ポリゴンショックが起きた原因は超簡単に言うと激しい光です(後で詳しく解説します)。
なお「でんのうせんしポリゴン」はビデオやDVD、アマプラなどにも一切収録されていない完全なお蔵入りとなっています。
ちなみにポリゴンショックはポケモンショックやポケモンパニック、ポリゴン騒動などと呼ばれることもあります。
ではタイトルにもある
・症状
・死亡者
・真犯人
について順番に解説します。
症状
ポリゴンショックの症状は激しい光を見たことによる体調不良で、その原因は「パカパカ」という演出です。
パカパカとは背景の作画に使われる演出のことです。
違う色を短い間隔で見せることで、コストを抑えつつ派手な演出をすることができます。
「でんのうせんしポリゴン」ではこれがけっこう使われており、終わりに近づくと頻度も増えていきました。
そして問題のシーンはピカチュウが10まんボルトを使うところです。
ここで病院へ運ばれる方が多く出てしまいます。
それまでパカパカに危険性はありませんでしたが、この事件を受けてテレビ東京は独自のガイドラインを作成しました。
ちなみにパカパカのような演出で体調不良になることを光過敏性発作(ひかりかびんせいほっさ)と言います。
死亡者
約800人の方が搬送される大事件になってしまいましたが、死亡者はいなかったそうです。良かったですね。
真犯人
「ポリゴンショック」という名前がついているくらいだからポリゴンが起こしたと思われがちですが、実際は違います。
さっき紹介したように問題のシーンはピカチュウが10まんボルトを使ったところです。つまりポリゴンショックの真犯人はピカチュウということになります。
じゃあなんでピカチュウショックではなくポリゴンショックと言われているのか謎ですよね。恐らくこの話の名前がポリゴンなので、それをみんなが勘違いして広まったんだと思います。
とはいえ別にピカチュウを悪者扱いしているわけではありません。演出に関しても起きてしまったことは仕方がないので、次に繋がれば良いなと思っています。
ポリゴンショックが与えた影響は?
ポリゴンショックでポリゴンに悪いイメージが付いてしまったのか、放送後ポリゴンはアニメ「ポケットモンスター」に一切登場していません。
ポリゴンだけでなく、進化後のポリゴン2とポリゴンZも巻き添えになっています。
一切出てません。
なお「テレビを見る時は部屋を明るくして離れてみてくださいね。」という注意書きが表示されるようになったのはこの事件がきっかけです。
その他にもゲーム機の発売日が明度の調整で延期になったり、次の週に放送される予定だった「ルージュラのクリスマス」の放送が約一年遅れたりといろいろな影響を与えています。
ちなみに2020年9月19日に海外の公式Twitterで「Porygon did nothing wrong.」(ポリゴンは悪いことをしていない)とツイートされたことが話題になりました。
まとめ
ポリゴンショックについて解説しました。
今回紹介した内容は以下の通りです。
・ポリゴンショックはアニメポケットモンスターの第38話「でんのうせんしポリゴン」の視聴者の方が体調不良を訴えて病院へ搬送されたこと
・ 症状は激しい光を見たことによる体調不良
・「パカパカ」という演出が原因で起きた
・死亡者はいない
・真犯人はピカチュウ
・これ以来ポリゴンはアニメに一切登場していない。ポリゴンとポリゴンZも巻き込まれた
・「テレビを~」の注意書きはこの事件をきっかけに使われるようになった
・ゲーム機の発売が遅れたり「ルージュラのクリスマス」の放送が1年遅れたりといろいろな影響を与えている
・海外のツイートが話題になった
今回は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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