ねんりきポケモンのユンゲラー。
「超能力者のユリ・ゲラーさんと色々あったポケモン」というイメージが強いのではないでしょうか?この一件はその後のユンゲラーの在り方を大きく変えるものになりました。
ユンゲラーはサイコパワーを扱える上にとくこう種族値が120と非常に高く設定されています。これはユンゲラーの前世がサイコパワーを扱える人間だったからです。
今回はユンゲラーが元々超能力を使える人間だったことについて詳しく解説していきたいと思います。
早速見ていきましょう。
ユンゲラーとは?
ユンゲラーとは赤・緑(第一世代)で登場したエスパータイプのポケモンを指します。
能力を使うたびに体から出てくるアルファ波の効果は絶大で、頭痛を引き起こしたり精密機械をぶっ壊したりと色々なことができます。テレビの近くにユンゲラーがいると中に不気味な影が映ることがあります。
アルファ波は何もしていない時も常に放出されていますが、両目を閉じたりスプーンを見つめることでその量が増えると言われています。両目を閉じた時は2倍になりますが、他は明確な数字が書かれていないので何とも言えません。
先ほどちらっと紹介しましたがユンゲラーはケーシィの進化形となっており、ケーシィをレベル16にすることでユンゲラーへ進化します。なおユンゲラーを通信交換するとフーディンへ進化します。
余談ですがポケモンが進化しなくなる道具「かわらずのいし」をユンゲラーに持たせて交換してもフーディンに進化するという謎の仕様が存在します(ダイヤモンド・パール 第四世代以降)。
【ポケモン考察】ユンゲラーは元々超能力を使える人間だった?
ユンゲラーの前世は超能力を使える少年でした。その証拠に色々な作品の図鑑説明文にそのことが書かれています。
赤・緑とファイアレッド「あるあさのこと。 ちょうのうりょく しょうねんが ベッドから めざめると ユンゲラーに へんしん していた。」
エメラルド「ちょうのうりょくの けんきゅうを てつだっていた エスパーしょうねんが あるとき とつぜん ユンゲラーに なったと うわさ されているのだ。」
サン「エスパーしょうねんが じぶんの なかの サイコパワーを おさえきれなくなり へんしんして しまったとの せつも。」
図鑑説明文を全てまとめると「超能力の研究を手伝っていたエスパー少年がある朝自分のサイコパワーを抑えきれなくなりユンゲラーに変身した」となります。「あるあさ」と「あるとき」は恐らく時間を指していると思われます。
エスパー少年とは誰のことなのか?
では図鑑説明文に登場するエスパー少年とは誰を指しているのでしょうか?エスパー少年と聞くとルビー・サファイアで登場したフウを思い浮かべた方もいると思いますが、彼は今も生きています。w
エスパー少年ということは繰り出すポケモンもエスパータイプということですよね。エスパータイプのポケモンを使うエスパー少年がいたことを皆さんは覚えていませんか。
そう、サイキッカー(男・NPC)です。ダイヤモンド・パール以降に登場したサイキッカーはゴーストタイプのポケモンを繰り出すこともありますが、彼は基本的にエスパータイプのポケモンを好んでいます。
つまりユンゲラーに変身した少年はサイキッカーを指していると推測することができます。なおサイキッカーは対戦時に未来に起こることを予言することがあります(対戦には関係ない)。
ユンゲラーは使ってから2ターン後にダメージを与える「みらいよち」を覚えます。ユンゲラーがこれを覚えるのはサイキッカーの時のなごりかもしれませんね。
人間を匂わせる特徴とは?
先ほどユンゲラーがサイキッカーだったころのなごりとしてみらいよちが使えることを紹介しましたが、その他にも人間を匂わせる特徴がいくつか存在します。
例えばユンゲラーの体長は1.3mとなっていますが、この数字は小学3年生の男の子と同じくらいになっています。エスパー少年は小学3年生くらいだったということですね。
ですがその一方で体重は56.5kgと非常に重く、こちらは高校1年生の男の子と同じくらいです。小学3年生の男の子の平均体重は約27kgなので半分以上ということになります。尻尾やスプーンが重いのでしょうか。
またユンゲラーは自分の尻尾を枕代わりにして眠ることが明らかになっています。その証拠にソードの図鑑説明文では「サイコパワーで ちゅうに ういたまま ねむる。 だんりょくに すぐれた しっぽを まくらがわりに するぞ。」と紹介されています。
ちゅう(空間)を敷布団代わり、尻尾を枕代わりにして人間だったころと同じように眠っているということが分かります。サイキッカーもみんなちゅうで眠っているのかもしれませんね。
ケーシィとの関係は?
出典 ケーシィ|ポケモンずかん
ユンゲラーの正体がサイキッカーであることは分かりました。ですがサイキッカーがユンゲラーになるのであればケーシィはどうなるんだって話ですよね。
サイキッカー→ユンゲラー→フーディンならケーシィ→ユンゲラー→フーディンはおかしくなります。ケーシィの図鑑説明文には1日に18時間眠るということばかり書かれており、ユンゲラーと関係するのは超能力を使えるということくらいです。
じゃあなぜケーシィはユンゲラーへ進化するのか?それはケーシィが初期設定の段階で存在しなかったベイビィポケモンだからではないでしょうか。最初からケーシィがいたならユンゲラーの図鑑説明文に元々エスパー少年だったなんてことは書かれていないはず。
とはいえそれならそれでケーシィの存在が余計謎に包まれます。ユンゲラーの前世はエスパー少年なのになぜケーシィが存在するのか?わざわざ追加する必要がないですよね。
図鑑説明文を適当に考えたからこうなったなんてことは…ないと信じたいですねー。w
まとめ
ユンゲラーが元々人間だったことについて解説させていただきました。
今回紹介させていただいた内容をまとめると次のようになります。
・ユンゲラーは元々エスパー少年で、ある朝目覚めるとユンゲラーになっていた
・エスパー少年はサイキッカーを指していると思われる
・身長が人間と似ていたり尻尾を枕代わりにしたりと人間を匂わせる特徴がある
・ケーシィは初期設定の段階では存在しなかったベイビィポケモンの可能性がある
ユンゲラーのとくこう種族値は120と非常に高く設定されていますが、進化前のケーシィも105とそれなりに高くなっています。
とくこう種族値が高いということは前世のサイコパワーが強かったということが推測できます。
もしかすると書かれていないだけでケーシィの前世がサイキッカーだったのかもしれませんね。
それでは今回は以上となります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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