じんこうポケモンのタイプ:ヌル。
タイプ:ヌルはウルトラビーストへ対抗手段としてエーテル財団が産み出したポケモンです。
エーテル財団は3体のタイプ:ヌルを造りましたが、何者かの手によって研究資料が持ち出されてしまいました。資料は遠く離れたガラル地方で誰かが持っており、それを元に新たなタイプ:ヌルが造られています。
今回はガラル地方でタイプ:ヌルを造ったのは誰なのか?詳しく解説させていただきたいと思います。
早速見ていただきましょう。
※記事内に本編のネタバレあり
タイプ:ヌルとは?
タイプ:ヌルとは第七世代で登場したノーマルタイプのポケモンを指します。
色々なタイプを持っているウルトラビーストへ対抗するべくアルセウスの「マルチタイプ」をヒントに「ARシステム」という特性を加えようとしましたが、実験の段階で失敗してしまいます。
実験の結果を受けて名前が当初予定されていたフル(全てのタイプを意味してると思われる)からヌル(何もない)へ変更されることになりました。
またタイプ:ヌルはなつき具合を十分に上げてレベルアップすることでシルヴァディへと進化します。なおシルヴァディはARシステムを使えます。
ちなみにタイプ:ヌルは名前に:(コロン)が使われた初めて且つ唯一のポケモンとなっています。
※マルチタイプ=持たせたプレートに応じてタイプが変わる。
※ARシステム=持たせたメモリに応じてタイプが変わる。
【ポケモン考察】ガラル地方でタイプ:ヌルを造ったのは誰なのか!?
現在確認されているタイプ:ヌルをまとめるとエーテル財団が造ったタイプ:ヌルが3体(内1体は行方不明)、バトルタワー(剣盾)にいるタイプ:ヌルが1体の合わせて4体となっています。
「行方不明の個体がバトルタワーにいる個体じゃないの?」「だから全部で3体じゃん!」と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ソードの図鑑説明文を見てみましょう。「ごくひだった けんきゅう しりょうが ぬすまれ ガラルちほうで あらたに つくりだされたと うわさされている。」と書かれています。
つまりバトルタワーにいるタイプ:ヌルはエーテル財団が造った個体ではないということですね。
ではガラル地方でタイプ:ヌルを造ったのは誰なのか?以下に推測をまとめました。
・ウカッツ
・マクロコスモスの社員
・アクロマ
それでは上から順番に解説させていただきたいと思います。
関連記事 【ポケモン考察】3体目のタイプ:ヌルはどこにいるのか!?3つの推測と併せて解説します
ウカッツ
ウカッツは4種類ある化石のうち2つを渡すことで組み合わせに応じたポケモンを復元してくれますが、彼女が復元してくれるポケモンとタイプ:ヌルは別々のポケモンを繋げているという点が一致しています。
そのためガラル地方のタイプ:ヌルを造ったのは彼女である可能性が非常に高いです。現存するポケモンと化石から復元したポケモンを繋ぎ合わせた可能性も考えられますね。
またウカッツは白衣を着ていますが、エーテル財団の職員も同じく白い衣装を身にまとっています。なおウカッツと職員(女性)は偶然にも同じ髪型(おかっぱ頭)となっています。
もしかするとウカッツはエーテル財団の元職員で、図鑑説明文に書いてあった極秘の研究資料を盗んだのは彼女なのかもしれません。
マクロコスモスの社員
ポケモンリーグ委員長兼マクロコスモスの社長であるローズは、ムゲンダイナというポケモンを復活させようとしていました。ムゲンダイナは約3000年前にブラックナイトという大災害を引き起こした張本人です。
その目的は約1000年先に懸念されているエネルギー不足へ対応するためです。ムゲンダイナは復活時に大量のエネルギーを産み出すためローズはそれを利用しようとしていました。
ローズは100回以上ダンデに協力を求めていましたが、ずっと断られています。なぜなら復活をチャンピオンカップの日に行うというものだったからです。
ローズはダンデが協力してくれないことを早い段階で悟っており、1人で復活させてもいいようにタイプ:ヌルを造らせたことが考えられます。
目的のためとはいえ自分が見たこともないポケモンを復活させるのはさすがに怖いはず。どんなタイプにもなれるタイプ:ヌル(と知らされていた)がいればある程度はあらがえると考えたのでしょう。
ローズはエーテルパラダイスへ社員を潜入させ、資料を入手。マクロコスモスとエーテル財団が繋がっている線も考えましたが、エーテルパラダイスに資料が残っている(しかも重要な部分)ため可能性は薄いでしょう。
ですがタイプ:ヌルはARシステムが使えませんよね。進化後のシルヴァディであれば使えますが信頼できるトレーナーの元でないと進化することができません。
結果ローズはタイプ:ヌルを戦力にすることを諦めます。バトルタワーにタイプ:ヌルがいるのはそういうことですね。
アクロマ
アクロマはポケモンの力が何によって引き出されるかを研究している人物ですが、ブラック2・ホワイト2で主人公と戦った際に信じる力が大切であることに気づきました。
先ほども紹介しましたがタイプ:ヌルは信頼できるパートナーがいることでシルヴァディへと進化します。信じる力が大切と知ったアクロマは本当かどうか確かめるためにタイプ:ヌルを実際に造って確かめようとしていたことが考えられます。
とはいえアクロマにそんな能力があるのか?と気になるところですが、プラズマ団に雇われたケンジという研究員がむしポケモンを改造してゲノセクトを産み出した経歴があります。
アクロマはエーテルパラダイスから研究資料を盗み(もしくは盗ませ)、ケンジと共にタイプ:ヌルを産みだしたことが推測できます。ARシステムとテクノバスターの仕組みはタイプが変わるという点で一致しています。
しかもキュレムを捕らえていたプラズマフリゲートはエンディング後P2ラボのすぐ近くに止まっています。P2ラボとはケンジがゲノセクトを産み出した研究所です。「ここに船がある=ケンジを呼びに来たから」ではないでしょうか。
ですがタイプ:ヌルがバトルタワーにいることから「進化ができなかったため逃がし、マクロコスモスが保護した」「アクロマ達が資料を盗んだ疑いで逮捕され、マクロコスモスが保護した」のどちらかが考えられます。
※テクノバスター=持たせたカセットに応じてタイプが変わる技。アクア(みず)、イナズマ(でんき)、ブレイズ(ほのお)、フリーズ(こおり)の4種類。
この考察の矛盾点とは?
この考察にはいくつかの矛盾点が存在します。
まずマクロコスモスの社員が資料を盗んだという推測についてですが、まず考えられないでしょう。ガラル地方にあるほとんどの親会社はマクロコスモスで、地元の人々からも多くの指示を集めています。
もしこれがばれると会社のイメージダウンは避けられません。リスクが大きすぎます。
続いてアクロマとケンジが協力して造ったという推測についてですが、なぜP2ラボではなくガラル地方で造ったのかが気になります。
よほどの問題がない限りはそこでいいと思うのですが…イッシュ地方で散々暴れ散らかしたからでしょうか。
まとめ
ガラル地方でタイプ:ヌルを造ったのは誰なのか解説させていただきました。
今回紹介させていただいた内容をまとめると次のようになります。
・タイプ:ヌルはエーテル財団の手で3体、ガラル地方で1体造られている
・ガラル地方のタイプ:ヌルを造ったのはウカッツ、マクロコスモスの社員、アクロマなど様々な推測があるが真相は不明
・マクロコスモスが盗みをするとリスクが大きい
なぜP2ラボで造らなかったのか など矛盾点も
アクロマは自分の知りたいことのためなら世界がどうなろうと関係ないと話しています(一回滅ぼしかけた)。主人公との戦いの中で信じる力が大切と知った今ならなおさらタイプ:ヌルの進化に興味があると思われます。
個人的にはアクロマとケンジで造ったという推測に期待しているのですが、じゃあなぜP2ラボで造らなかったのか。
サン・ムーンとウルトラサン・ウルトラムーンでアクロマが登場しますが、もしかするとエーテルパラダイスへ乗り込む準備をしていたのかもしれません。
よかったら皆さんの推測もコメントで教えていただけると嬉しいです。
今回は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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