あばれうしポケモンのケンタロス。
今では割と簡単に手に入れることができますが、初登場した赤・緑ではサファリゾーンにしか出現しませんでした。その上出現率も低いので捕まえるのに苦労したという方もいると思います。
ケンタロスは現環境で使われることはほとんどありませんが、初代においては禁止伝説のミュウとミュウツーを除くと最強のポケモンだと言われていました。
今回はなぜ初代のケンタロスは強かったのか?詳しく解説したいと思います。
早速見ていきましょう。
ケンタロスとは?
ケンタロスとは赤・緑(第一世代)で登場したノーマルタイプのポケモンを指します。
荒っぽい性格なので常に暴れていないと落ち着くことができません。獲物に狙いを定めると3本の尻尾を体にピシピシと叩きながら突っ込んできます。
ですがアローラ地方に生息しているケンタロスは気候の関係上性格が少し穏やかになっています。ポケモンライドでケンタロスに乗れるのはこれが関係しているのかもしれませんね。
また金・銀(第二世代)で登場したミルタンクと
・どちらも牛がモデルになっている
・ケンタロスはオス、ミルタンクはメスしかいない
・合計種族値がどちらも490
・種族値がよく似ておりケンタロスは攻め、ミルタンクは受けに特化している
など似ている点が多いことから対になる存在だと推測されています。
ちなみにダイヤモンド・パール(第四世代)でとくせい「いかりのつぼ」、ブラック・ホワイト(第五世代)で夢特性ちからずくがそれぞれ追加されています。
【ポケモントリビア】なぜ初代のケンタロスは強かったのか?

1997年に開催された全国大会では決勝に進出した15人のうち13人、翌1998年に開催された時はなんと決勝進出者全員がケンタロスを使っていました。決勝に進出するくらいの実力を持っている方が使っているのなら納得できますね。
ですが先ほど紹介したように当時ケンタロスはサファリゾーンにしか出現しませんでした。18ばんどうろのゲートにいるNPCがペルシアンと交換してくれる(青のみ)ためそれを活用した人も多いです。
ではなぜ初代のケンタロスは強かったのか?理由をまとめました。
・タイプ一致はかいこうせんが強力だった
・サブウェポンがめちゃくちゃ優秀だった
・こうげきとすばやさが高く、弱点も1つしかない
それでは1つづつ順番に解説していきたいと思います。
タイプ一致はかいこうせんが強力だった

第三世代までポケモンの技はタイプごとにぶつりととくしゅが分けられており、ノーマルタイプの技はぶつりに分類されていました。
ケンタロスは威力150のノーマル技はかいこうせんを覚えることができますが、自身もノーマルタイプなので実質の威力は225となります(タイプ一致だから)。
はかいこうせんを使った次のターンは反動で動けなくなるため、今の環境だと倒されたり起点にされたりします。ですが初代はある条件を満たすことでこのデメリットを回避することができます。
はかいこうせんを使った次のターンに動けなくなるのは前世代共通です。ですがはかいこうせんを使って相手を倒すと反動を無視することができます。仕様なのかバグなのか分かっていませんが、恐らくバグだと思われます。
つまり一撃で相手を倒し続けることができれば威力225の技を連続で打てるということになります。当時はこれで3タテすることも少なくなかったそうです。
サブウェポンが優秀だった

ケンタロスは技範囲が広く、じしん、ふぶき、かみなり、だいもんじなどいろいろな技を覚えます。その上素早さ種族値も110とかなり高いので多くのポケモンへ上から弱点を突くことができます。
中でもじしんは主にゲンガーへの打点として強力でした。ゲンガーは第六世代までとくせいがふゆうでしたが、とくせいが実装されたのは第三世代からです。そのため高いこうげきから弱点を突くことができます。
なおノーマルタイプのはかいこうせんとじめんタイプのじしんがあればプテラを除く全てのポケモンに等倍以上でダメージを与えることができます。技の範囲の補完がめちゃくちゃ優秀ということですね。
他にもふぶきはサンダーなど、かみなりはギャラドスなど、だいもんじはルージュラなどの打点としてそれぞれ活躍しました。中でもふぶきは威力120で命中90、凍る確率は30%と高く、当時の仕様上一度凍ると二度と溶けません。※
ちなみに全国大会で使われていたケンタロスははかいこうせん、じしん、ふぶきがほぼ確定だったそうです。
※一応ほのおタイプのわざかくろいきりを受けると溶けますが、わざわざそんなことをする人はいないでしょう…。
こうげきとすばやさが高く、弱点も1つしかない

ケンタロスはこうげき種族値が100、すばやさ種族値が110とめちゃくちゃ高く、ほとんどのポケモンを上から攻撃することができます。先ほど紹介した通り技範囲も広いのでふぶきやかみなりなどを覚えさせれば全てのポケモンへ等倍以上のダメージを与えることができます。
すばやさ種族値110は禁止伝説のミュウツーを除く全ポケモンの中で8番目に速く、環境に多いナッシーやラプラス、ルージュラなどを上から攻撃することができます。
その一方でとくしゅ種族値は70と少し低いため、広い技範囲を生かしきることができてません。ですがほぼほぼふぶきの追加効果狙いなのであまり関係ありません。
またケンタロスはノーマルタイプなので弱点もかくとうタイプのみと少なく、しかも環境にエスパータイプのポケモンが多いためタイプ一致で弱点を突かれることはほとんどありません。
ただとくしゅは低いのでフーディンなどを相手するのは少し難しいでしょう。
まとめ

なぜ初代のケンタロスは強かったのか?解説させていただきました。
今回紹介した内容をまとめると次のようになります。
・初代のケンタロスは強い
・理由は「タイプ一致はかいこうせんが強力だった」
「サブウェポンが優秀だった」
「こうげきとすばやさが高く、弱点も1つしかない」の3つ
それでは今回は以上となります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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