おんねんポケモンのデスバーン。
耐久が高く起点作りもできるため対戦環境でちらほら見かける時期がありました。シールドではオニオンが繰り出してきましたね。
デスバーンといえば石板のようなビジュアルをしていますが、実は元ネタが存在することをご存知でしょうか?
今回はデスバーンのモチーフとなったものは何なのか?詳しく解説させていただきたいと思います。
早速見ていただきましょう。
デスバーンとは?
デスバーンとは第八世代で登場したじめん・ゴーストタイプのポケモンを指します。
強力な呪いをかけられた石碑がガラルデスマスを取り込んだことでデスバーンへと進化しました。触手のような影に触れてしまうと石碑に秘められた恐ろしい記憶を見せられます。
またデスバーンはガラルデスマスの進化形となっており、49以上のダメージを受けているガラルデスマスを砂塵の窪地(さじんのくぼち)にあるアーチの下へ連れて行くことで進化します。
なお相手から受けたダメージでのみ進化するため、捕まえた時やげんきのかけらで生き返らせた時のダメージは含まれません。
ちなみにじめん・ゴーストタイプのポケモンは非常に少なく、全部で6体(ゴルーグ系統・シロデスナ系統・デスバーン系統)となっています。
【ポケモン考察】デスバーンのモチーフとなったものは何なのか!?
公式が明言したわけではありませんが、デザインを見る限りルーン石碑がモチーフになっていると思われます。
ルーン石碑とはルーン文字で名前が書れている石碑のことで、中世前期から中世盛期にかけて造られました(西暦でいうと400~1300年くらい)。
ではなぜルーン石碑をモチーフにしていると推測しているのか?以下その理由となっています。
・ルーン石碑とデスバーンのデザインがよく似ている
・49という数字が故人と関係している
それでは上から順番に解説させていただきたいと思います。
ルーン石碑とデスバーンのデザインがよく似ている
ルーン石碑には龍のような生き物が描かれていることが多く、文字はその生き物の体に刻まれています。
龍のような生き物が描かれている石碑、デスバーンと全く同じですよね。つまりデスバーンはルーン石碑を参考に産み出されたということが推測できます。
またルーン石碑は故人を偲んだり故人の功績を称たりと様々な目的を持って造られています。ヨーロッパを中心に様々なところに建てられていますが中でもスカンディナヴィア半島は非常に多く、約6000もの石碑が存在します。
デスバーンが出現するガラル地方はイギリスのグレートブリテン島がモデルとなっており、当たり前ですがイギリスはヨーロッパです。
ガラル地方のモデルはヨーロッパ、ルーン石碑があるのもヨーロッパ。関係がありそうな気がしませんか。
※スカンディナヴィア半島=スウェーデン・ノルウェー・ロシア・フィンランドにまたがる半島のこと。
49という数字が故人と関係している
先ほどガラルデスマスの進化条件を紹介しましたが、ダメージが故人と関係しています。
49という数字は仏教用語の四十九日(しじゅうくにち)と同じになっています。四十九日とは生き物が亡くなってから次の生き物に生を受けるまでの期間を指しており、亡くなった日から7日おきに供養を行います。
つまり次の生き物に生を受けるまでの日付をダメージとして表現したことが推測できます。ガラルデスマスの来世がデスバーンということかもしれませんね(成仏できていないということになりますが)。
まとめ
デスバーンのモチーフとなったものは何なのか?解説させていただきました。
今回紹介させていただいた内容をまとめると次のようになります。
・デスバーンはルーン石碑をモチーフとしている可能性が高い
・ルーン石碑とデスバーンのデザインがよく似ている
・49という数字が故人と関係している
デスバーンのデザインやヨーロッパに石碑があることなどからルーン石碑をモチーフにして造られたと見て良いでしょう。
ちなみにデンマークのイェリング墳墓群というところにルーン石碑が展示されていますが、展示に使われているショーケースのデザインが砂塵の窪地にあるアーチとよく似ています。
なのでもしかするとアーチはこれをモチーフとしているのかもしれません。
よかったら皆さんの推測もコメントで教えていただけると嬉しいです。
それでは今回は以上となります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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