皆さんはバトルで使うポケモンのHP実数値を気にしたことはありますか?
ちゃんと気にしている方や適当にやっている方などいろいろいると思います。ASぶっぱやCSぶっぱにした時のあまりをHPに振っている方もいるかもしれません。
ですがポケモンのHPは奇数にした方がメリットが大きいです(一部例外もありますが)。なぜなのでしょうか?
今回はポケモンのHPを奇数に調整するメリットについて詳しく解説していきたいと思います。
早速見ていただきましょう。
【ポケモントリビア】ポケモンのHPを奇数に調整するメリットとは?
ポケモンのHPを奇数に調整するメリットは以下の通りです。
・まきびしやステルスロック、キョダイコウジンのダメージを耐えられる可能性が上がる
・こうかばつぐんの技のダメージは必ず偶数になるため、耐えられる可能性が上がる
・じこさいせいやたまごうみ等の回復量が小数点以下は切り上げになる(第五世代以降)
・とびひざげり2回で死なない
・HPを半分削る技を2回耐える
・身代わりを4回張れる
1つづつ詳しく解説していきたいと思います。
まきびしやステルスロック、キョダイコウジンのダメージを耐えられる可能性が上がる
出典 カバルドン|ポケモンずかん
まきびしやステルスロック(以下ステロ)、キョダイコウジン(以下コウジン・ダイオウドウのダイマックスわざ)を使うと、交代する度に最大HPの1/8のダメージを与えることができます。
まきびしはひこうタイプやとくせいふゆうのポケモン等には効果がありませんが、他の技とは違って重ね掛けができます(※1)。2回使うと1/6、3回使うと4/1のダメージを与えます。
またステロはいわ、コウジンははがねのタイプ相性を参照(まきびしはタイプ相性なし)します。2倍弱点なら1/4、4倍弱点なら1/2のダメージを与えるということですね。
HP無振りのCSウルガモスで考えてみましょう。ウルガモスのHP種族値は85なので無振りの実数値は160になります。
ウルガモスのタイプはむし・ほのおなので、いわタイプの技が4倍弱点です。場にステロがまかれていると一度で1/2のダメージ(80ダメージ)を受けてしまいます。
つまり2回場に出るだけで死ぬ(80×2=160)ことが分かります。サイクル戦になると一瞬でやられそうですね。w
ですがHPを奇数にするとどうなるでしょうか?例えばHPに努力値を4振ると実数値は161になります。
無振りだと
160÷2=80
なので2回踏むと死にますが、HPに努力値を4振ると
161÷2=80.5
↓
小数点以下は切り捨てなので80(※2)
になるので1耐えることができます。行動回数が増える可能性があるので、この差はめちゃくちゃ大きいです。先制技や天候ダメージは…諦めてください。w
※1 違う技同士の重ね掛けはできます。例えばまきびし+ステロやステロ+コウジンを使うとそれぞれのダメージが入ります
※2 ポケモンのダメージ計算は基本的に小数点以下が切り捨てになりますが、一部例外も存在します
こうかばつぐんの技のダメージは必ず偶数になるため、耐えられる可能性が上がる
出典 バトルに役立つ! タイプ相性表を公開!|『ポケットモンスター サン・ムーン』公式サイト
こうかばつぐんの技の技は与えるダメージが2倍、もしくは4倍になるので、その数字は必ず偶数になります。偶数×2=偶数、奇数×2=偶数という感じですね(4倍の場合も同じ)。
例えばようきA252珠ダイマミミッキュがわんぱくH12B252ドラパルトにダイフェアリーを使うと、135~164のダメージを与えることができます。この時のドラパルトのHP実数値は165です。
もしもドラパルトのHPが164だと、最高乱数を引いてしまった場合に倒れてしまいますよね。1でも耐えれば皮をはいだり、すりぬけで攻撃したりと最低限の仕事をすることができます。
じこさいせいやたまごうみ等の回復量が小数点以下は切り上げになる(第五世代以降)
出典 ポリゴン2|ポケモンずかん
じこさいせいやたまごうみ等の自身のHPを半分回復する技は、第四世代まで小数点以下は切り捨てでしたが、第五世代以降は切り上げになっています。
ですがこれがどれほどの効果を及ぼすのか分かりづらいですよね。なのでここでも具体例を出して解説したいと思います。
ポリゴン2はH252振りよりもH244振りの方が強いと言われているポケモンですが、じこさいせいを使った時の回復量を比べてみましょう。252振りの実数値は192で244振りの実数値は191です。
H252振り 192÷2=96
H244振り 191÷2=95.5 小数点以下は切り上げなので96
つまりH252振りした時と回復量が変わらないということが分かります。回復量を考えると244振りの方が強いと言われているのも納得できますね。
またポリゴン2はH244振りすると実数値が16n-1になります。16n-1はめちゃくちゃ強いHP実数値で、16の倍数-1の数字全てが当てはまります。159や175、191などですね。
なぜ強いのか、それは定数ダメージを最小にできるためです。具体的には毎ターン1/16のダメージを与えるあられやすなあらし、1/8のダメージを与えるやどりぎのタネなどのダメージですね。
さっきのポリゴン2でダメージを比べてみましょう。
1/16
H252振り192→180→168→156
H244振り191→180→169→158
1/8
H252振り192→168→144→120
H244振り191→168→145→122
どちらもH244振りの方がHPが多く残っていることが分かると思います。
とびひざげり2回で死なない
出典 メガバシャーモ|ポケモンずかん
とびひざげりは第五世代以降外すと最大HPの1/2減るようになりました。
そのためHPが偶数だと2回失敗することで死んでしまいます。
とびひざげり使いは奇数にしておくと安心ですね。
HPを半分削る技を2回耐える
出典 ラッタ|ポケモンずかん
いかりのまえばやしぜんのいかりなどの相手のHPを半分削る技を2回耐えることができます。
みがわりを4回使える
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HPを奇数にしておくとみがわりを4回使えるようになります。
チイラやカムラ、イバン圏内に入れるなど様々な戦い方ができます。
まとめ
ポケモンのHPを奇数にすることで生まれるメリットについて解説させていただきました。
自分のHPを半分削って攻撃するビックリヘッドやてっていこうせんは小数点以下切り捨てなのでこれらを覚えさせるなら偶数の方が良いです。
とはいえ基本的には奇数で問題ないので、よほどの理由が無い限りは奇数にして良いと思います。
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