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【ポケモントリビア】個体値とは?詳しく解説します

皆さんは個体値という言葉をご存知でしょうか?

個体値とはポケモンの強さを表す隠しパラメータのことで、個体ごとに違うのが特徴です。

個体値と似た言葉に種族値や努力値がありますが、ごっちゃになって分からないという方もいるのではないでしょうか。ややこしそうですが、一度覚えてしまうと簡単ですよ。

今回は個体値とは何なのか?詳しく解説していきたいと思います。

早速見ていきましょう。

もくじ

個体値とは?

さっきも紹介しましたが、個体値とはポケモンの強さを表す隠しパラメータを指します。同じポケモン・レベルでも強さに大きな違いがあり、HP、こうげき、ぼうぎょ、とくこう、とくぼう、すばやさの6つ全てにそれぞれ個体値が存在します。

第一世代のみ個体値がHP・こうげき・ぼうぎょ・とくしゅ・すばやさの5つとなっており、HPの個体値は他の4つの個体値によって決定されていました。この仕様は第二世代まで続きましたが、第三世代からはHPの個体値が独立しています。

個体値は第二世代までは0~15の16段階、第三世代からは0~31の32段階となっており、数字が高いほど実際のステータスも高くなります。全ての能力の個体値が最大のポケモンは6Vと呼ばれたりもします。

野生ポケモンの個体値はランダムに決まりますが、固定シンボル(伝説のポケモンなど)の個体値はだいたい3V確定(全ての能力のうち3つが最大)になっています(第六世代から)。

ポケモンの個体値を調べるには個体値チェッカーを利用するか、ゲーム内に登場するジャッジをしてくれる人に話しかける必要があります。第七世代からはボックスである程度の個体値が確認できるようになり、さいこうやダメかもなどの言葉で表示されます。↓

さいこう31
すばらしい30
すごくいい26~29
かなりいい16~25
まあまあ1~15
ダメかも0

個体値は人間に例えると分かりやすいかもしれません。

野生のズバット(レベル10)を2匹捕まえたとしましょう。ボックスで個体値を調べたところ以下のように表示されました。野生で捕まえたポケモンの個体値はだいたいこんな感じです(伝説除く)。

ズバット A

HP まあまあ

こうげき かなりいい

ぼうぎょ すばらしい

とくこう さいこう

とくぼう まあまあ

すばやさ ダメかも

ズバット B

HP かなりいい

こうげき かなりいい

ぼうぎょ まあまあ

とくこう ダメかも

とくぼう まあまあ

すばやさ さいこう

Aのズバットはとくこうは最高ですが、すばやさは最低となっていますよね。つまり勉強は得意だけど運動は苦手ということが分かります。一方Bのズバットはとくこうは最低ですが、すばやさは最高となっています。こちらは運動は得意だけど勉強は苦手な人を表しています。

また全能力の個体値が最大のポケモンは6Vと呼ばれますが、上のズバットはどちらも最大の個体値が1つだけですよね。このような場合は1Vと言い、2つなら2V、3つなら3Vという感じになります。

Vとは個体値を32進法で表したものですがこれを説明すると余計ややこしくなるので、とりあえず個体値最大=Vということを抑えておけば大丈夫です。なお2番目に高い個体値(すばらしい・30)はUと言い、めざパ厳選であえて狙うことがあります。

ならばどのポケモンも6Vにした方が良いじゃん!と思った方もいるのではないでしょうか。ですがそれは半分合ってて半分間違っています。

確かに6Vにした方が良いポケモンもいて、両刀型のポケモンなんかはそれに当てはまります。両刀型とはぶつりととくしゅの両方で戦う型のことで、主にボーマンダやドラパルトなどが挙げられます。

一方で6Vではなく5Vにした方が良いポケモンもいます。それがぶつりととくしゅのどちらかでしか戦わないポケモンです。これなら使わない方の個体値はどうでもいいですし、厳選も楽になります。

なおとくしゅで戦うポケモンであれば、むしろこうげきの個体値を最低にした方が良い場合もあります。例えば無振りブラッキーが無振りレイスポスにイカサマを打った時、116~138のダメージを与えられます(イカサマは相手のこうげきを参照して攻撃する技です)。

しかしレイスポスのこうげき個体値を最低にして、性格で下降補正をかける(ひかえめなど)とダメージは84~102となるので約30ほどの差が生まれます。この差はめちゃくちゃでかいです。

では5Vまたは6Vのポケモンを造るにはどうすれば良いのでしょうか?野生で出ることもありますが、一生かけても出ないんじゃねって思えるほどの確率です。乱数調整で入手することもできますが、あまり知らないので割愛します(昔挑戦して失敗した)。

なので基本的には孵化で高個体のポケモンを狙う形になります。たまごから産まれる子供は2体の親の個体値をランダムで3つ引き継ぎますが、第六世代以降は片方の親にあかいいとというどうぐを持たせることで3つではなく5つ引き継げるようになりました。

これはポケモンの神増田順一さんのツイートで明らかになりました。この仕様のおかげで厳選の難易度が一気に下がったので、本格的にポケモンバトルを始める人が増えたそうです。

例えを出して考えてみましょう。フカマルを厳選するとします。

・預けるフカマルは0V、メタモンは6V

・フカマルの性格はようき 性格を遺伝させるためにかわらずのいしを持たせる

・メタモンには個体値を遺伝させるためにあかいいとを持たせる

・個体値は以下の通り

フカマル

HP まあまあ

こうげき かなりいい

ぼうぎょ まあまあ

とくこう ダメかも

とくぼう すばらしい

すばやさ まあまあ

メタモン

HP さいこう

こうげき さいこう

ぼうぎょ さいこう

とくこう さいこう

とくぼう さいこう

すばやさ さいこう

これでたまごを産むと

・HP以外全てがVのフカマル

・こうげき・とくぼう・すばやさがVのフカマル

・0Vのフカマル などが産まれます。

何となくイメージがつかめたでしょうか?これを繰り返して理想の個体に近づけていくっていう感じですね。

また伝説のポケモンは孵化をすることができないので、なるべく理想の個体を狙って捕まえるという形になります。思い通りの個体が出なければリセットを繰り返すことになりますが、こればっかりはがんばってくださいとしか言いようがありません。w

ちなみに後述するすごいとっくんを使える世代であれば厳選がグッと楽になります。

個体値は捕まえた時に決定されるので、後から変更することはできません。ですが能力を無理やり最大にすることはできます。

それが第七世代で実装されたすごいとっくんというシステムです。すごいとっくんとはきんのおうかん・ぎんのおうかんというどうぐを使って、ポケモンの能力を無理やり最大にすることを指します。

なおきんのおうかんは全ての能力、ぎんのおうかんはどれか1つの能力を最大にすることができます。ですが対象のポケモンのレベルを100にする必要があります。

とはいえ個体値を変更しているわけではないので、上げた能力を引き継ぐことはできません。例えばメタモンのこうげき個体値をすごいとっくんで最大にしてからパワーリストを持たせて子供を産ませても、産まれた子供のこうげき個体値は最大になりません。

個体値は高いに越したことはないですが、個体値を下げることでメリットが生まれることがあります。

一番大きいのはトリックルームをメインに戦うパーティですね。自分のすばやさ個体値を0し、更に性格で下降補正をかけることによって相手より先に動ける確率が高くなります。

他にもジャイロボールの威力を上げる、イカサマのダメージ・こんらんの自傷ダメージを減らす、タスキカウンターやタスキミラコの成功率を上げるなどいろいろなメリットがあります。

また少し特殊なやり方にはなりますが、ビーストブーストで上げる能力を調整するためにあえて個体値を下げることがあります。ビーストブーストとは相手を倒した時に自分の一番高い能力(実数値)が上がる特性です。

例えばカミツルギはこうげきがめちゃくちゃ高いので、ビーストブーストが発動すると基本的にこうげきが上がります。ですがこうげき個体値を21以下にすることでこうげきではなくすばやさを上げることができます。

まとめ

まとめと書かれた画像

個体値とは何なのか?解説しました。

今回紹介した内容は以下の通りです。

・個体値とはポケモンの強さを表す隠しパラメータのこと

・個体値が高いほどそのポケモンは強い

・個体値はある程度調整することができる

・個体値は後から変更することができない

・あえて個体値を下げることでメリットが生まれることも

それでは今回は以上となります。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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