ノーマルタイプの大技、はかいこうせん。
威力はめちゃくちゃ高いですが、次のターンは反動で動けなくなってしまいます。
デメリットが大きいので今の環境ではかいこうせんを打つ人はあんまりいません。ダイアタックにして使う人はちょくちょくいますが…。
ですが初代のはかいこうせんは最強クラス、いや最強の技だったと言っても過言ではありません。なぜなのでしょうか?
今回はなぜ初代のはかいこうせんは強かったのか?詳しく解説していきたいと思います。
早速見ていきましょう。
はかいこうせんとは?
はかいこうせんとは第一世代で登場したノーマルタイプの技を指します。威力150で命中率90、PPは5。
威力命中共にかなり高いですが、次のターンは反動で動けなくなってしまいます。
第三世代までは技のぶつりととくしゅがタイプごとに分かれており、ノーマルタイプはぶつりに分類されていました。
ですが第四世代からはぶつりととくしゅが技ごとに分かれるようになり、はかいこうせんはこのタイミングでぶつりからとくしゅに変更されます。
ちなみに四天王・チャンピオンのワタルははかいこうせんがめちゃくちゃ好きで、ファイアレッド・リーフグリーンまでは手持ちポケモン全員がそれを覚えています。
なぜ初代のはかいこうせんは強かったのか?
「タイプ一致で打てる技がこれしかないから仕方なく使っていた」であれば納得できますが、当時でも優秀なノーマル技は結構あります。
例えばのしかかりやすてみタックル、トライアタックなどですね。かぜおこしやからてチョップなども当時はノーマル技でした。強くはないけど。w
ではなぜ初代のはかいこうせんは強かったのでしょうか?以下がその理由です。
・はかいこうせんで相手を倒すと反動がなかった
・ケンタロスが強かった
それでは1つづつ順番に解説していきたいと思います。
はかいこうせんで相手を倒すと反動がなかった
先ほどはかいこうせんを使った次のターンは反動で動けないことを紹介しました。
ですが初代のみ「はかいこうせんで相手を倒す」となんと反動を回避することができます。こうげきが高いポケモンに使わせると連続で打つことも夢ではありません。
今の環境ではかいこうせんを使うと反動のターンを起点にされるので、一瞬で不利になることもあります(フィニッシャーとして使う分には良いけどね)。ですが当時はこの仕様のおかげで反動のターンに起点にされることがありませんでした。
ではなぜ反動が無いのか?この技をタイプ一致で打つと威力が驚異の225になるので、仕様にしてはさすがにバグってますよね。
なので恐らくバグだと思われます。なお第二世代からは相手を倒しても反動が発生するようになりました。
ケンタロスが強かった
初代の環境はミュウツーを除くとほぼケンタロス一強でした。その証拠に1997年に開催された全国大会では決勝に進出した15人のうち13人、翌1998年に開催された時は決勝進出者全員がケンタロスを使っています。
ケンタロスはノーマルタイプなのではかいこうせんを使うと威力が225になります。しかもケンタロスはこうげきとすばやさがめちゃくちゃ高いので、ほとんどのポケモンに上からはかいこうせんを打つことができます。
ならばノーマルタイプの攻撃が効かないゲンガーを使えば良いのでは?と思う方もいるかもしれません。ですがケンタロスはじしんを覚えるので、ゲンガーを出してもほぼほぼ確定2発です。
第六世代までゲンガーのとくせいはふゆうでしたが、初代ではとくせいがありません。それどころか性格や持ち物、性別などもまだ実装されていませんでした。
なのでシンプルにケンタロスの技の通りが良かったということが分かります。はかいこうせんで3タテ、なんてことも少なくありません。
関連記事 【ポケモントリビア】なぜ初代のケンタロスは強かったのか?3つの理由と併せて解説します
まとめ
なぜ初代のはかいこうせんは強かったのか?解説しました。
今回紹介した内容は以下の通りです。
・はかいこうせんで相手を倒すと反動がなかった
・ケンタロスが強かった
それでは今回は以上となります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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