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【対戦用語】HP実数値を8n-1に調整するとどんなメリットがあるのか?

皆さんは8n-1調整という言葉をご存知でしょうか?

この言葉はポケモンのHP実数値を8n(8の倍数)から1引いた数字にすることを指します。例えば159(8×20-1)は8n-1調整をしたHPです。

めちゃくちゃ強い調整というわけではありませんが、こうすることによって様々なメリットが生まれます。

今回はHP実数値を8n-1に調整するとどんなメリットがあるのか?詳しく解説していきたいと思います。

早速見ていきましょう。

もくじ

【対戦用語】HP実数値を8n-1に調整するとどんなメリットがあるのか?

HPを8n-1に調整することで生まれるメリットは以下の通りです。

・まきびしやステルスロックなどのダメージが最小になる

・やどりぎのタネのダメージが最小になる

・まきつくやしめつけるなどのダメージが最小になる

・さめはだやてつのトゲのダメージが最小になる

・ゴツゴツメットのダメージが最小になる(条件あり)

・いのちのたまの反動ダメージが最小になる(条件あり)

順番に解説します。

まきびしやステルスロックなどのダメージが最小になる

カバルドンの画像

出典 カバルドン|ポケモンずかん

まきびしやステルスロックなどの技を使うと相手が交代する度に最大HPの8分の1のダメージを与えることができます。

ランターンを例に考えてみましょう。

ランターンはHP種族値が125で、HPに努力値を振りきると実数値が232になります。この数字は8nちょうど(232÷8=29)なので、ステルスロックを8回踏むと倒れてしまいます。

ですがHPの努力値を252振りから244振りに変えると実数値が231となり、8n-1調整になります。するとステルスロックを8回踏んでも倒れなくなります。

231÷8=28.875、小数点以下切り捨てで28。28×8=224。

ターン数HPが232のランターンHPが231のランターン
1203203
2174175
3145147
4116119
58791
65863
72935
8きぜつ7

※まきびしは重ねがけで威力が変わり、ステルスロックはいわのタイプ相性を参照するので、あくまで参考程度にご覧ください。

ちなみに8n-1調整で生まれるメリットは16n-1調整でも同じことができます。↓

関連記事 【対戦用語】HP実数値を16n-1調整にするのはなぜ? – ポケモンクロニクル (pokemonchronicle.com)

やどりぎのタネのダメージが最小になる

ナットレイの画像

出典 ナットレイ|ポケモンずかん

やどりぎのタネを使うと最大HPの8分の1のダメージを毎ターン与え、与えたダメージだけ自身のHPを回復することができます。

ランクマッチではナットレイやエルフーンなどがよく使うので知っている方も多いと思います。

8n-1調整にするとこのダメージを最小にすることができます。くらうダメージはさっきの表を参考にしてください。

まきつくやしめつけるなどのダメージが最小になる

出典 ツボツボ|ポケモンずかん

まきつくやしめつけるのような拘束技は相手にダメージを与えた後、4~5ターンの間最大HPの8分の1のダメージを与え続けます。

なおこの間は控えのポケモンに交代することができません。有利対面で使うと数的有利を取りやすくなるのでかなり強力です。

このダメージも最初に紹介した表の通り、8n-1調整にすることで最小に抑えることができます。

さめはだやてつのトゲのダメージが最小になる

ガブリアスの画像

出典 ガブリアス|ポケモンずかん

さめはだやてつのトゲは接触技を使ってきた相手に最大HPの8分の1のダメージを与えるとくせいです。メジャーなところだとガブリアスやナットレイがこのとくせいを持っています。

例えば自分のれんげきウーラオスがすいりゅうれんだを打ったタイミングで相手がナットレイに交代するとゴリゴリにHPが削れていきます。

ですが嬉しいことにウーラオスのHP種族値はいちげき・れんげき共に100。無振りだと実数値が175となりちょうど8n-1になります。

接触技がメインのポケモンは可能であればこの調整にしておいた方が良いでしょう。

ゴツゴツメットのダメージが最小になる(条件あり)

出典 ゴツゴツメット | ポケモンカードゲーム公式ホームページ

ゴツゴツメットを持っているポケモンが接触技を受けると相手に最大HPの6分の1のダメージを与えます。

ゴツゴツメットのダメージも8n-1調整で最小にすることができますが、これには条件があります。

それはHP実数値が8n-1且つ6n-1であることです。例えばカビゴンに努力値を28振ると実数値が239になりますが、これは8n-1と6n-1の両方を満たしています。

努力値を36振った実数値240のカビゴン(6n)と28振った実数値239のカビゴン(6n-1)のダメージの違いを表にまとめました。239のカビゴンの方が1ターン多く耐えられることが分かります。

ターン数HPが240のカビゴンHPが239のカビゴン
1200200
2160161
3120122
48083
54044
6きぜつ5

関連記事 【対戦用語】HP実数値を6n-1にすることで得られるメリット4選

いのちのたまの反動ダメージが最小になる(条件あり)

いのちのたまは技の威力が1.3倍になる強力な道具ですが、攻撃技を使うと最大HPの10分の1だけHPが減ってしまいます。

8n-1調整にするとこのダメージを最小にすることができますが、これも先ほどと同様に条件があります。

それはHP実数値が8n-1且つ10n-1であることです。エンペルトはHP無振りだとHP実数値が159になりますが、両方を満たしています。

HP無振りのエンペルト(159)と4振りのエンペルト(160)の反動ダメージを比べると次のようになります。察しの良い方はどっちが1ターン多く耐えられるか分かっているかもしれませんね。

ターン数HPが160のエンペルトHPが159のエンペルト
1144144
2128129
3112114
49699
58084
66469
74854
83239
91624
10きぜつ9

ぶっちゃけ8n-1調整は強いのか?

個人的には弱いと思います。w

その理由がほとんどの場合が相手依存であるからです。

やどりぎのタネのダメージを抑えるために8n-1調整にしたところで、相手がそれを使ってこなければ何の意味もないですよね。

それをするくらいなら火力を伸ばしたりする方がよっぽど強いと思います。

たまたまそうなったらラッキー。くらいでいいと思います。さっき紹介したウーラオスみたいな感じですね。

まとめ

メモ帳・メガネ・ペン

HP実数値を8n-1調整にするとどんなメリットがあるのか解説しました。

今回紹介した内容をまとめると次のようになります。

・8n-1にすると様々なメリットがある

・具体的には

まきびしやステルスロックなどのダメージが最小になる

やどりぎのタネのダメージが最小になる

まきつくやしめつけるなどのダメージが最小になる

さめはだやてつのトゲのダメージが最小になる

ゴツゴツメットのダメージが最小になる(条件あり)

いのちのたまの反動ダメージが最小になる(条件あり) の6つ

・個人的にはこの調整は弱い

8n-1調整にするとメリットがあるのは確かなんですが、あまりにも相手依存すぎるんですよね。

大げさではなく見たことないレベルかもしれません。

知識の1つとして覚えておく程度で良いと思います。

それでは今回は以上となります。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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