皆さんはドわすれという技をご存知でしょうか?
ドわすれとは自身のとくぼうを2段階上げられる技で、主に耐久型のポケモンが使うことで知られています。
今の環境で使われることはほとんどありませんが、初代ではめちゃくちゃ強い技でした。特にミュウツーに覚えさせると強力で、ただでさえ強いミュウツーを更に強くします。
今回はなぜ初代のドわすれは強かったのか?詳しく解説していきたいと思います。
早速見ていきましょう。
ドわすれとは?
先ほども紹介しましたが、ドわすれとは自身のとくぼうを2段階上げられる技です。タイプはエスパー、PPは全世代共通で20。
初代ではとくこうととくぼうの代わりにとくしゅという種族値がありました。なので初代でこれを使うととくしゅが2段階上がります。
ドわすれは耐久型のポケモンに使うとめちゃくちゃ強力で、ただでさえ高い耐久を更に上げることができます。ですがドわすれをするタイミングで物理型のポケモンに交代されてしまうと一気に不利になることもあるので、積むタイミングには注意が必要です。
例えばレジアイスのようなとくぼうがめちゃくちゃ高いポケモン(とくぼう種族値200)はより硬く、ヤドランのようなとくぼうよりぼうぎょの方が高いポケモン(ぼうぎょ種族値110、とくぼう種族値80)は両受けにできるなど、ポケモンによって様々なメリットがあります。
ちなみにとくせいたんじゅんのポケモンがこれを使うと、1回使うだけでとくぼうを一気に4段階上げられます。
※たんじゅん=ランク補正が2倍になる
【ポケモントリビア】なぜ初代のドわすれは強かったのか?
最初に紹介しましたが、今の環境でドわすれが使われることはほとんどありません。シングルバトルしかやっておらず体感での話ですが、少なくとも剣盾をやってて使われた記憶が全くありません。
ぼうぎょを上げるてっぺきは自身のぼうぎょで攻撃するボディプレスの登場により強化されました。ですがドわすれはとくぼうを上げるだけなので急所に当てられた瞬間終わります。
ではなぜ初代のドわすれは強かったのでしょうか?理由は以下の通りです。
・とくこうととくぼうが1つになっていた
・覚えるポケモンが強かった
それでは1つづつ順番に解説していきたいと思います。
とくこうととくぼうが1つになっていた
初代は今とは違ってとくこうととくぼうの代わりにとくしゅという能力がありました。とくしゅはとくこうととくぼうを1つにしたものだと考えてください。
ドわすれを使うととくぼうが2段階上がりますが、当時はそれがなかったので代わりに「とくしゅ」が2段階上がります。先ほどとくしゅはとくこうととくぼうを1つにしたものと紹介しました。
つまり初代のドわすれは「とくこうととくぼうを2段階上げているのと同じ」ということが分かります。今の技で例えるとめいそうを1ターンに2回使えるということになります。めちゃくちゃですよね。w
これをミュウツーが使うとただでさえ高い火力を上げながら耐久も上げるという意味不明なことが起こります。ミュウツーにドわすれを使われた時点で詰む、ということも少なくありません。
あまりにもこれが強すぎたためか、第二世代からはドわすれがとくぼうが2段階上がる技に変更されました。なおそれに伴ってとくしゅがとくこうととくぼうに分かれています。
覚えるポケモンが強かった
出典 ヤドラン|ポケモンずかん
技の仕様は勿論のことですが、ドわすれを覚えるポケモンがシンプルに強力でした。
先ほど紹介したミュウツーは勿論、最初に例に挙げたヤドランなんかもめちゃくちゃ強かったです。ヤドランはHP、ぼうぎょ、とくしゅがかなり高く、ドわすれを使うと耐久だけではなく火力も上げられます。
当時の環境はふぶきやサイコキネシスなどが強力でしたが、ヤドランならこれらの技を2つとも半減で受けられます。その上ヤドランは技範囲が広く自分のタイプの技だけではなく、こおり技やほのお技も覚えます。
ドわすれを一度でも積むことができれば、タイプ不一致の技でもかなりのダメージが期待できます。特にルージュラはメインウェポンを両方半減で受けられる上にだいもんじで弱点を突けるので対策としてかなり有効です(こおりやねむりは勘弁)。
ちなみにカビゴンやニョロボンも覚えますがカビゴンは元々のとくしゅが低く、ニョロボンは環境に多かったサンダースにタイプ一致で弱点を突かれてしまいます。なので上2体と比べると性能がイマイチです。
まとめ
なぜ初代のドわすれは強かったのか?解説しました。
今回紹介した内容は以下の通りです。
・初代のドわすれは強かった
・理由は「とくこうととくぼうが1つになっていた」
「覚えるポケモンが強かった」の2つ
それでは今回は以上となります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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