皆さんはへんげのどうくつという所をご存知でしょうか?
へんげのどうくつとは第三世代(ファイアレッド・リーフグリーンとエメラルド)で行くことができる洞窟を指します。
後ほど詳しく解説しますがへんげのどうくつは笑えるくらい何もありません。じゃあなぜこのような場所を造ったのでしょうか?
今回はへんげのどうくつに隠された謎について詳しく考察させていただきたいと思います。
早速見ていただきましょう。
※記事内に本編のネタバレあり
へんげのどうくつとは?
へんげのどうくつとは第三世代で行くことができる洞窟を指します。
ファイアレッド・リーフグリーンでははずれのしま、エメラルドでは103ばんどうろにそれぞれ位置しており、どちらも殿堂入りすることで行けるようになります。
へんげのどうくつは他の洞窟と比べても非常に小さく、2階や地下へ行くためのはしごもありません。なお出現するポケモンはズバットで統一されています。
またへんげのどうくつにはトレーナーがおらず、どうぐも落ちていません。その上ここへ来たからといってイベント等が起こることもありません。
ちなみにBGMがファイアレッド・リーフグリーンのもので統一されています。エメラルドでこのBGMが聞けるのはここと「へそのいわ」だけなので非常にレアと言えるでしょう。
【ポケモン考察】へんげのどうくつに隠された謎とは!?
ズバットしか出現せずイベントは一切起こらない。なのに殿堂入りをしないと行くことができない。謎しかないこの洞窟に困惑した方も多いと思います。
特にファイアレッド・リーフグリーンでは6のしまの最北端に位置しており、行くのもかなりめんどくさいです。一体何のためにあるのでしょう。
へんげのどうくつに隠された謎について考察しました。以下その考察となっています。
・ジョウト地方のポケモンが出現する予定だった
・カードeリーダー+やジョイスポットに対応する予定だった
・カントー地方とホウエン地方が繋がる予定だった
それでは順番に解説させていただきたいと思います。
ジョウト地方のポケモンが出現する予定だった
へんげのどうくつには本来ジョウト地方のポケモンが出現する予定でした。
出現するポケモンはエイパム・オドシシ・クヌギダマ・ツボツボ・デルビル・ドーブル・ヒメグマ・メリープの8種類で、どのポケモンもジョウト地方に生息しています。つまりへんげのどうくつにはジョウト地方のポケモンが出現する予定だったということですね。
なおこれらのポケモンは全て正規の方法で入手することができます(エメラルド)。ドーブルはバトルフロンティアにある「アトリエのあな」、それ以外のポケモンはサファリゾーンの「ジョウトエリア」にそれぞれ出現します。
ではなぜこのデータは没になってしまったのか?それは同じ年に発売されたファイアレッド・リーフグリーンが大きく関わっているからだと推測します。
ファイアレッド・リーフグリーンは2004年1月29日、エメラルドはそこから約8ヶ月後の2004年9月16日にそれぞれ発売されています。
ファイアレッド・リーフグリーンのナナシマにはジョウト地方のポケモンが数多く生息しており、エメラルドで出現するジョウト地方のポケモンと大体同じくらいの数となっています。それぞれのソフトにしか出現しないジョウト地方のポケモンも多数存在します。
なのでファイアレッド・リーフグリーンのへんげのどうくつにさっき紹介した8種類のポケモンを追加してしまうとほとんどのジョウト地方のポケモンがファイアレッド・リーフグリーンで入手できてしまいますよね。
つまりこのデータが没になったのはファイアレッド・リーフグリーンとエメラルドでジョウト地方のポケモン交換を楽しむためだと考えられます。
カードeリーダー+やジョイスポットに対応する予定だった
出典 カードeリーダー
カードeリーダー+にカードe(専用のカード)を読み込むとゲーム内で登場するトレーナーのデータを書き換えることができます。
例えばファイアレッド・リーフグリーンのトレーナータワーやエメラルドのトレーナーヒル、ポケモンコロシアムのフェナスシティなどです。中には珍しい道具を入手できるカードも存在します。
ジョイスポットについてはその言葉自体始めて聞いたという方もいらっしゃるのではないでしょうか。ジョイスポットとはポケモンセンターなどのお店(現実世界)で提供されていた無線通信サービスのことで、ゲームボーイアドバンスにワイヤレスアダプタを付けて行います(無料)。
有名なものだとへそのいわへ行けるしんぴのチケットはジョイスポットで配信されました(他の方法で受け取ることもできる)。
つまりへんげのどうくつに没データが残っていたのはジョウト地方のポケモンが出現するようになるカードeとどうぐが開発・配信される予定だったからだと推測することができます。
参考 カードeリーダー
カントー地方とホウエン地方が繋がる予定だった
第二世代となる金銀クリスタルではカントー地方へ行けるようになっており、リメイク版のハートゴールド・ソウルシルバーでも同様に実装されています。
他の地方へ行けるシステムは非常に評判が良く、多くのプレイヤーを興奮させました。ですがデータの容量上カントー地方を完全に再現するのは難しかったのか省略されている箇所がいくつか存在します。
へんげのどうくつがカントー地方とホウエン地方の両方に実装されているのは、2つの地方の完全な再現に挑戦したからではないでしょうか。
つまりへんげのどうくつがはずれのしまから103ばんどうろへ、103ばんどうろからはずれのしまへ行けるワープゾーンのようなところになるはずだったということですね。
この考察の矛盾点とは?
この考察にはいくつかの矛盾点が存在します。
まずファイアレッド・リーフグリーンとエメラルドでジョウト地方のポケモン交換を楽しむためということについてですが、それならエメラルドのへんげのどうくつにそのまま出現させればいいですよね。わざわざサファリゾーンに出現させる理由が分かりません。
続いてジョウト地方のポケモンが出現するようになるカードeが開発される予定だったということについてですが、カードeで追加できるのは基本的にトレーナーです。なので特定のポケモンが出現するようになるカードeは造れないのではないでしょうか。
最後にカントー地方とホウエン地方が繋がる予定だったということについてですが、いくらゲームボーイからゲームボーイアドバンスになったからといってカントー、ナナシマ、ホウエンを完全に再現するのは難しいでしょう。
まあ半分ネタで書いたので…。(笑)
まとめ
へんげのどうくつに隠された謎について解説させていただきました。
今回紹介させていただいた内容をまとめると次のようになります。
・へんげのどうくつは本当に何もないが恐らく謎が隠されている
・ジョウト地方のポケモンが出現する予定だった
カードeリーダー+やジョイスポットに対応する予定だった
カントー地方とホウエン地方が繋がる予定だった など様々な推測がある
・エメラルドのへんげのどうくつにそのまま出現させればいい
カードeで追加できるのは基本的にトレーナー
全ての地方を実装するのは難しい など矛盾点も
没データが見つかっている以上ジョウト地方のポケモンが出現する予定だったことは確定になりますね。
つまり最初からズバットしか出現しない洞窟にしようとしていたわけではないということが分かりました。
ジョイスポットでジョウト地方のポケモンが出現するどうぐが配信されてたらポケモンGOのおこうみたいになっていたのでしょうか。
よかったら皆さんの推測もコメントで教えていただけると嬉しいです。
それでは今回は以上となります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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